ゆ~さぎのクルマ道!(時々自転車!)

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ここはゆ~さぎの不定期に更新される自由な部屋。散らかってる?大丈夫、足の踏み場はある。

「下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち」を読んだ。

どうも。

 

図書館で面白そうな本があったんで、借りて読んでみたのがこれ。

下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち」

 

...

 

ある程度の部分には、なるほどと思ったり、確かにと思える部分もあった。

 

自己責任論を、そもそもスタート地点の階級が平等ではないから...

自己責任論は平等に自己責任で片付けるべきではないというような話。

(結構、自己責任論に対して批評的な部分は評価できると思う)

 

勉強など努力する層、しない層がそもそも、家の階級的なもので...

決まりやすく、裕福な層や学歴のある層に産まれたら勉強の努力を信じるから....

勉強してより上の階級へ向かうし、逆にそうでない層に産まれたら...

勉強したところで・・・となり、より勉強しなくなり階級が下がる。

これは割とわかる気がした。小学校のころに体感してる部分もあるし。

 

そもそもの勉強に対する姿勢、この勉強がなんの役に立つのか、という問いかけが...

そもそも間違っているという論もなかなか面白かった。

そういう意見が出てくるのは、紙幣で商品を等価交換するような視点が...

子供のころから染み付いてるから出てくるんだ、という話。

そんな考えはなかなか思わなかったし、自分自身、バイトで結構長い間...

子供にいろいろ勉強を教えてきたりして、それをよく言われて確かに役立つかなあ....

と思ったり、例えば割り算とかできな恥ずかしいやろ、ぐらいしか言えなかったけど...

そもそもどういう視点から来てる発言かとか考えたことすらなかった。

 

...

 

でも、ニートのとこらへんの話とかは、うーんどうなんだろ...と思うことがあって...

この本の中でニートは勉強の機会からも逃げてきた、労働からも逃亡している...

とあるけど、普通に高学歴ニートだっているわけで(半分自分だが)....。

 

労働の”対価”と、自分が提供する苦痛や拘束時間と、割に合ってないから...

働かないんだ、みたいな論に収束してたように感じたんだけど....

ニートになる経緯には、実際にはかなりもっと深く幅広い背景や経緯があって....

なってる人もたくさんいるはずだし。

 

それこそ最初に述べられていた、勉強の話のところであった....

昔は子供のころに家事手伝いとかの労働を通じて自己を確立したけど....

今は最初におこづかいとかもらって物を買うとこから始まっちゃうから....

だから、”等価交換”の原則で授業を受けたり↓

(勉強や座るという苦痛を受ける代わりに先生の授業を受けてあげようという視点)

の視点から出られていないから、だから労働も同じように考えてしまって....

という話だけでは説明しきれないんじゃないかと。

 

ニートの解決策だって結局最後まであやふやなままだったしね。

 

....

 

結局、読んでかなり面白い視点から考えられてるというのは強く思った。

全部共感できるかといわれるとNOだけどね。

 

とはいえ、なかなかおもしろいので、ぜひ皆さんも読んでみてほしい。

 

余談だけど、自分自身は勉強はテストの補講は嫌だとか課題増えるのが嫌だとか....

卒業できれば...ぐらいの気持ちでしかできてなかったなあ。

あと得意な分野だと点数稼ぐのに、そこだけ授業必死になったり。

 

ちなみに文化祭とか行事ごとは、マジで参加しなかった。

だって、周りに協力して一緒に居残りしたってなんの価値もないからね。

お金が増えるわけでも、賢くなれるわけでもない、と。

ましてや周りの人間からそれで特に尊敬されるわけでもなく、イジられるまま。

だから、俺は無理やり帰ってたし、無理やり引っ張られて帰るの阻止させられたら...

俺は本気で抵抗して、無理やりにでも帰った。(めちゃくちゃクズだが)

 

まぁこのへんから考えると、この本の作者の人がもし中高時代の俺を見たら....

多分悲しくて(´;ω;`)みたいな顔になるか、( ゚д゚)となるか・・・。

実際俺が社会にうまく馴染めてなくて....みたいなことは、この本の内容を使えば...

説明しようと思えばできるかもしれないと考えるとそれはそれで複雑である。

(だって、この文化祭の話とかは完璧に、本文中の言葉でいうところの”等価交換”の原理を本当に現実世界で無理やり適用した結果、起こされた出来事なのは認められる)

もともとの性格面や発達の凹凸の部分もあるので、一概には言えないけどね。

 

...

 

...というか、本の感想文(ともいえないレベルだが)を記事にするのに...

慣れてなくて、かなり難しい気がした。(そして実際下手くそである)

でも本の内容的には、なんだろう、国語の論説問題とかに出してもイケそうと思ったw

筆者はどう思ってるか?という問題を出しやすい内容だと感じましたね・・・。

 

以上。

ここまで読んでくれてありがとうね~。